中古住宅を売買する際の「インスペクション(住宅調査)」が注目を浴びています。
実際、ここ数年で中古住宅の住宅調査を受けている例も増えています。
建物の状況は安心して中古住宅の売買解約を行う上でとても大事な判断要素となります。
しかし、「インスペクション」と言っても正直、まだまだ知られていない所もあります。
今回は「インスペクション」について分かりやすく簡潔に説明していきます。
インスペクションとは、消費者が購入予定の中古住宅を取引時点の物件の状態、品質を把握できるように「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を2012年に国土交通省が策定しました。
建築士などの建物のプロが第三者の立場で劣化状況や欠陥の有無を調査します。
それに伴って、修繕や改修をするべき箇所やそれにかかる費用の提案をします。
住宅調査を受けた際のメリットは、売主側、買主側共に住宅調査結果を通して安心して売買契約の締結ができます。
売主側としては、お墨付きをもらった建物の販売価格を低く設定しなくても良くなりますし、買主側は購入予定の中古物件の現在の状況が把握でき、その上でメンテナンス時期も把握できます。
住宅調査を受けるには40,000円~費用が掛かります。
マンションの1室や戸建住宅でも費用がかわります。
調査の結果次第では診断書が発行されないこともあります。
これは、一定基準を満たしていますということです。
この場合、修繕箇所を指摘され、改善しないといけません。
インスペクションへの対応を盛り込んだ改正宅地建物取引業法が2018年4月に施行ました。
これはどういうことかと言うと、不動産会社が売主から売却依頼を受けたときに、住宅調査を受けるかどうかを確認したり、受ける場合には住宅調査会社のあっせんをしたり、住宅調査をした場合に買主へ重要事項説明として説明することを義務付けています。
そして現在の売買契約書には「インスペクション調査の有無」を記載します。
不動産会社から「インスペクションをしますか?」と問いかけられますが、「インスペクション」はあくまで任意検査の為、義務検査ではありません。
実施するかどうかは売主判断になります。
また、買主側が「インスペクション」を行うこともできます。
その場合、調査にかかる費用は買主負担となります。
インスペクションを受けていたとしても、それでも不具合が生じてしまうことがあるかもしれません。
その場合「既存住宅売買瑕疵保険」というものがあり、保険の対象は、”構造耐力上主要な部分”、”雨水の侵入を防止する部分”など。
保険期間は1年間から5年間です。
万が一、引き渡しを受けた建物の保険対象部分に瑕疵が見つかった場合は、補修費用をまかなうことができます。
弊社には一級建築士かつホームインスペクターの資格を持った建物のプロが在籍しています。
今お持ちのマンションや戸建ての住宅調査の実施をご検討の際は、メイワ・エステートまでお気軽にお問い合わせください。
【直接のお電話・メールも大歓迎です】
TEL:03-5830-3434
Mail:meiwaestate@meiwabuild.co.jp
●首都圏エリア10万件の中から賃貸物件の検索
●スタッフブログ一覧はこちらをクリック